※モニター募集中:オンラインカウンセリング※

劇的ビフォーアフター②(リトリーブサイコセラピー後)

心理セラピストの日常

リトリーブサイコセラピー前/後でみる自己紹介②

見に来ていただきありがとうございます。
東京板橋区の心理セラピスト、瀬川あいこです。

こちらはリトリーブサイコセラピーに出会う前/出会った後の、自己紹介を兼ねたビフォアフ記事の後編、出会った後(アフター)の変化の話です。

①出会う前(ビフォー)の記事はこちらからご覧ください。
劇的ビフォーアフター①(瀬川の場合)

リトリーブサイコセラピーとの出会い

私がリトリーブサイコセラピーを、カズさんのアメブロを見つけたのは、うつで初めて約2年間の長期休職をして、やっとの思いで復職したけど、状態がなんにも良くなってなくて絶望しているときでした。

休職中から、通院も、服薬も、院内での対面カウンセリングも継続中でした。
複職前にリワーク施設に通い、何とか通い上げて卒業したし、別途カウンセリングを受けていました。
2か所のカウンセリングの中で、認知行動療法に特に継続して取り組み、感情の処し方や自分の認知の歪みについて相談し、理解しようとしてきました。

「思考」の上で、できる限りの努力と取り組みをして、自分の感情を律し認知を正す方向に進めている、と信じていました。

それでも現実には抑うつ状態が全く治らずに、朝起き上がれない、他人と話した後に数日寝込む、通院日の後は数日会社にたどり着けない、駅で急にパニックして身動きできなくなる…等々が常でした。

眠剤を飲んでも一向に寝れないため、夜な夜なスマホ。
カズさんのアメブロを見つけたのはそのときです。

読んでるだけで泣けました。全部わたしのことだと思いました。
なんで自分がこんなに泣いてるのか、当時は全くわかりませんでした。
でもとにかく泣いて震えて「絶対このひとのセミナーに行く」と思いました。

それから当時直近の開催だった大阪での1dayセミナーに参加して、
個人セッションを受けて、怯えながら基礎コース(東京7期)の受講を決めました。

基礎コース受講(2018年)

今から約4年前に基礎コースを受けた時の私は、上述のとおり既にどっぶり病み期、抑うつ状態で抗不安薬と抗うつ剤、眠剤が手放せない状態でした。
人と話すと心底消耗してしまい、そのあとかならず数日寝込むため、せっかく復職した仕事は既に月の半分は休んでいて再休職間近(既に一度、約2年間の休職を経験済)。
過食が収まらず、抗うつ薬の副作用と相まって体重は見たことない数字になっていましたし、手が尋常でなく震えるのでメイクがほとんどできません。美容院などという会話必須の場所は到底行けないので、髪は腰まで伸びっぱなしでした。

当時、私の悩み事は今思えば要するにこれでした。

「今の私はゴミクズである!」。
徹頭徹尾、頑固一徹、純度100%、混じり気無しの自己否定です。

自分の言動のあらゆることを批判しながら、ずっとずっとこれを言い募っていました。
「今がゴミクズだから、理想的な良い人間になりたい」って。

この時点で既に、抑うつ状態になって3年近く経っていましたので、精神科に通って投薬しても、臨床心理士さんのカウンセリングを定期的に受けても、リワーク/デイケア施設に通っても、認知行動療法に取り組んでも、全く思ったように「自分がまともな人間にならない」ことで、確かに自分に対して憤慨していました。

しかしぶっちゃけ自己否定は(この時に最高潮だけだっただけで)急に始まったものでもありません。

ビフォー記事で触れたように、小さい頃からずっとずっと、自己否定を使って、自分を追い込む生き方をして生き延びてきました。
これは私にとっては大事な処世術で、生きるに欠かせない戦略でもありましたが、自ら率先して自分に負荷をかけ続ける結果になり、自分で選んで無理と我慢を重ねて、ついにうつ病になったのでした。

努力の方向を「思考」から「感情」へ

リトリーブサイコセラピーに出会って衝撃だったのは「感情・感覚」を取り扱うことです。
思考の領域にある説明や解釈、事実さえ超えて、「感情・感覚」を取り扱うことです。

いや2回言った、と皆さまお思いになるかもしれませんが、私にとっては天地ひっくり返るかと思うことだったのでした。

これまでの人生において、私にとって「感情・感覚」は当たり前に殺すものでした。
あるだけ邪魔なもの、無駄なもの、迷惑なもの。
悲しみもつらさも怒りも嘆きも、不快感も痛覚も、感じない身体になりたくて努力してきました。

それが、その努力と方向性こそが、現在の病気や症状をつくる根っこになっているとは思いもしなかったのです。

そうして少しずつ、日々の認知行動療法用の分析ノートは「感情ノート」に成り代わっていき、
当初はイメージの中で登場させるだけで首を締め上げていたインナーチャイルドのワークをしたり、うまくできなくてやめたり、また再開したり…等、できない/認めたくないながらも「自分の感情」を見る努力、理解する方向性の努力へと舵を切っていきました。

基礎コース受講時にカズさんからもらった言葉を、私は今でもお守りにしています。

自分を諦めないこと。それだけを大事にやり。

ゆるやかでなだらかな変化

そこからの変化は、4年ほどかけていて正直とてもゆるやかです。
気づいたら、言われてみたら、そういや前より全然楽だわ、という感じです。

基礎コース、応用コース、ハイパートレーニングコースと進みながら、取り組みはずっとこの「自分の感情・感覚をみる」「本音を受け入れる」、そして現実に講座内の仲間と関わってみる、ことのシンプルな繰り返し。

すこしずつすこしずつ、3歩歩いて2歩戻り、時には5歩は戻っている塩梅で、それでも現在は以下のように変化しました。

持病や症状
  1. うつ病・適応障害 → 寛解
  2. パニック障害 → なくなった
  3. 過食癖 → なくなった
  4. 自傷癖 → なくなった
  5. 虚言癖 → なくなった
言動の傾向
  1. 八方美人 → 気づけるようになった
  2. 思ってないお世辞や嘘 → できるだけ言わない
  3. 外ヅラが良く内弁慶 → 外と内の差が少なくなった
  4. 恋人への試し行動 → 安定したし結婚した
  5. プライベートの予定のドタキャン → する必要なくなった

通院も服薬も卒業、現在は復職2回目にして、安定的な勤務ができています。
週末は心理セラピストとしての活動時間も増え、平日は会社員、週末は心理セラピストをしています。

朝起き上がれないことも、駅で突然パニックで動けなくなることも、人と会って寝込むこともありません。

とはいえ、ビフォー記事内で挙げたような「精神的な傾向」、たとえば自己否定や強い承認欲求、感情・感覚を隙あらば抹殺する癖などが、全くゼロになった/なくなったというわけではありません。
これらも私の大事な一部、いつも自分の中に住んでいます。
だから時に強烈に出張ってきて、現実的に困ることは、正直、ままあります!

その度に「自分の感情・感覚を見に行って、本音を受け入れて、ひとと関わる」をします。
この取り組みが終わることはないし、自分を真剣に生きるって結局こういうことの繰り返しでは、とさえ、今は思っています。

今きつい方へ、自分を諦めないでね

現在きつくてしんどい人へ、
今回の話がたとえば「コース受けた翌日の朝に、起きたらすべてが解決している」ような、
「対面セラピー受けたら、生まれ変わった自分になれた」ような、
そんな奇跡的な顛末でないのがしんどいかもしれません。

きついからこそ、しんどいからこそ、一刻も早く楽になりたくて、魔法のように解決したくていらっしゃる方も多いかもしれません。

でも、現実がそんなにうまくはいかない時、なんにもできなくて、なんにも信じられない時のために、カズさんからもらった言葉のお守りを、あなたにもプレゼントしたいです。

自分を諦めないこと。それだけを大事にやり。

ともに諦めずにいきましょう◎

コメント