※モニター募集中:Zoomカウンセリング※

○○○○してない他人を見るとムカつく仕組み

こころの癖

赤の他人にムカつく時

他人のふるまいやお行儀を見て、突如としてムカつくことはありませんか?
対象とする「他人」には、

「夫が」「妻が」「子が」
「上司が」「先輩が」「後輩が」

といったような、自分が直接やり取りする相手の場合もありますし、

「店員が」「車内の人が」
「通りすがりの見知らぬ人が」

等の、個人的なかかわりが全くない相手の場合もあります。

後者の場合は更に「まったく関係ない人に対してまでこんなに目くじら立てることないのに…」等の自己否定感まで1セットの場合が多いです。

あなたが見ていて我慢ならない他人の言動は何でしょうか?

「ちゃんと」してない他人がムカつく

見ていて我慢ならない他人の言動は、もしかしたらいろいろあるかもしれません。

やさしくない、配慮がない、責任感がない、前向きでない、常識的でない…

これらは多くの場合、この一言で表現し得るものだと思います。

「ちゃんと」してない

あなたは自分の思う「ちゃんと」した姿から外れた他人を見ると、もう我慢ならないほどムカつくんです。更にそんな風に他人に厳しい自分が嫌いです。
たとえばこんな感じです。

歩道で前を行くグループが
歩道の幅いっぱいに広がって歩いていて追い越せない

ちゃんとしてない!
他人のために、端に寄って歩くべきでしょ?!
どういう神経してんの、人として有り得ない!

苛立ちを足音で表現したり
わざわざ迷惑そうな顔して追い越したり
あるいはガンつけながら後ろを歩き続ける

その場を離れてから

私ってなんて心が狭いんだろう、
人として有り得ないのは私だったわ…

「ちゃんと」してないと許されないと思ってるのは自分

上記のようにあなたの中で大爆発が起きる時、気づいてほしいことがあります。

それはほかの誰でもないあなたの中に、
「ちゃんと」してたいし、そうでないと許されない感覚があるということです。

自分が常に自分を律して、ちゃんとしていなければいけないと、
背を正して、人目を気にして、時に欲求を押さえて我慢しているからこそ、
それをためらいなく犯している(ように見える)他人がムカつくし我慢ならないのです。

そこには、そんな風にギリギリ自分を縛り上げることにしている目的があるはずです。
たとえばこんな風ですが、ぜひ自分にも質問してあげてみてくださいね。

ちゃんとしてたい
↓なんで?
失礼な人間になりたくない
他人から不快に思われたり、非常識と思われたくない
↓なんで?

他人から好かれていたい
よい人間、誠実な人間だと思われていたい
↓なんで?

そうでないと自分のこと、生きる価値のある人間って思えない…

上記の例でいえば、

「ちゃんと」していること
イコール
自分が生きる価値のある人間である、と証明し続けること

とが、リンクしています。
これは当人としてはやめるわけにはいかない、緩めるわけにもいかない強い縛りです。

しかしこの2点は果たして、妥当な/現実的なリンクでしょうか?
人間は、その生きる価値を示すために、本当に常に「ちゃんと」していなければいけないのでしょうか?

個人的には全くそうは思いません。
これらの2点はそれぞれ別物ですし、そもそも価値を証明し続ける必要性すら感じません。

はたまた、あなたの中のこのルールに、他人はかかわりあるでしょうか?
目の前で「ちゃんと」してない人間は、あなたの中のルールを侵害しているのでしょうか?

いいえ、かかわりありません。
侵害する気どころか、相手の抱えるルールはそもそも、自分のとは全く別の可能性すらあります!

したがってあなたが取り組むべきは、自分の中の自己重要感です。
「なんらか要件を満たしていないと」生きていられない、その感覚が緩んでいくとはじめて、
自然とあなたの行動様式や他人の言動を見る目が変わっていくのです。

反応の種はいつもあなたの中にある

ここまで見てきた、ちゃんとした他人を見るとムカつく仕組みをまとめます。

  1. 「ちゃんとしてないと許されない」
    自分の中の認知や思い込みがある
  2. そのために普段、自分を律して我慢させている
  3. だからこそ、我慢してない他人を見るとムカつく
  4. 問題は他人の言動ではなく、自分の中の偏ったルールである

他人を見ていて起きる反応の根っこは、元をたどれば自分の身の内にあるものです。

自分の中の反応の種を観察する絶好のチャンスともいえるので、大事にしましょう。

もしもこうしたパターンの根っこが自分じゃわからん、混乱してきたという場合には
電話カウンセリング等で問題整理のお手伝いができますので、
お気軽にご相談くださいね。

Zoomカウンセリング
モニター様募集中!

コメント

タイトルとURLをコピーしました