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自分に打ち勝つためにまず必要なのは自分を「○○○○○」こと(IMAX版ロード・オブ・ザ・リング第1部感想)

こころの癖

公開当時(2002年)そして現在(2022年)

祝・IMAX版ロード・オブ・ザ・リング三部作の公開!
日本公開20周年を記念して、4Kリマスターされた3部作(劇場公開版)がIMAXで順次公開される本作。
第1部は2022/9/16から公開されています。

個人的には2002年の日本初公開時、映画館に通い詰め、劇場で何度も見ましたし、DVDボックスを持っていて、製作裏の特典ディスクも含めて繰り返し舐めるように見てきました。
今でもいちばん好きな映画で、余すところなく見ているはずの作品です。

が、年を経てからIMAXの大画面で見るロード・オブ・ザ・リング、控えめに言って余りにも良かったです…!!

公開当時とは違う点が刺さり、ぐっときたことで自分の視点の変化も感じられました。

良作はいつ、何度見ようと健康に良いです。
もう一回見たい。

というわけで今日は映画を見てあらためて強く思ったことです。

結論から言えば「自分の中にある欲望に打ち勝ちたいならまず、真っ黒な自分をみとめて受け入れることが必須」であるという内容です。

※作品のネタバレありです。NGの方はこちらでブラウザバックしてください。

指輪からの試練「内なる欲求に耐えられますか?」

今回あらためて作品を見て、
エルフの奥方が、指輪の魔力に屈しない、自分の腹の中の支配欲に打ち勝つシーンが
当時と違った点でとても印象に残りました。

実は公開当時、このシーンについては
「え、この奥方、実はこんなに世界を支配したい欲求があるの、有り得ないし味方なのか信じられない。こっわ…」くらいの感想しかなかった記憶があるんです。
(当時の私、支配欲はあってはならない欲求だとバチバチに感じてるのがもう窺えますね…。)

あくまで個人の解釈ですがこの試練、
奥方が自分の内にある、指輪の所有欲および支配欲を「受け入れた」結果、
それらの欲に「自分をまるごと明け渡したりしない」ことが示され、
指輪の誘惑を拒絶できた、ことを表現しているシーンだと思いました。

黒い本心を誰より自分から隠さない、ということ

劇中では奥方は、ほかならぬ主人公から、彼が持つ世界を支配し得る指輪を「望むなら奥方に差し上げます」と持ち掛けられます。
このとき、奥方は

否定はしない。私はその指輪が欲しい」と率直に認めて手を伸ばします。

その直後、一時的に指輪が彼女の内なる支配欲を暴走させて炙り出し、奥方の姿は変質します。

森に差し込む木漏れ日のような優美で神秘的な「白」い姿から、
核爆発の光のように残酷で破壊的な「白」い姿へ。

しかしこの後、奥方は自力で前者の自分に立ち戻り、
「私は試練に勝ちました」と静かに主人公に告げます。

この問答の中で、もしも奥方が本心(内なる支配欲)を隠して
「そんな指輪、私には不要です」と答えてしまっていたら、何が起こっていたでしょうか?

指輪につけこまれて支配され、世界中の何もかもを焼き尽くす
圧倒的な「白」の支配者が誕生していたに違いありません。

「試練に勝つ」のに必要なのは黒い自分を「受け入れる」こと

もしも欲求に打ち勝つことを望むなら、その欲求が自分の中にあることを腹から認めることから始めましょう。

この欲求をみとめずに否定して、抑圧することにエネルギーを割いてしまうと、
欲求はかえって自分でも知覚しにくい領域でどんどん募っていずれ暴走してしまいます。

ささいなきっかけで爆発すると、欲求を満たすことしか考えられなくなって、
あたかも「自分が欲求の塊になってしまった」「自分を明け渡して化け物みたいになってしまった」ように感じてしまい、
自己否定を深めてしまいます。

(この、抑圧を繰り返した末に、ささいなことで大爆発するパターンは私も何度となく経験があります…。)

みとめたくない自分を正直にみとめていこう

現実でも、
・本当は欲しいのに、欲しくないフリ
・本当は気にしてるのに、気にしてないフリ
・本当は見えてるのに、見えてないフリ

をしがちなときこそ、実は「欲しい」「気にしてる」「見えてる」と自分に打ち明ける練習をしていきたいものです。

そして「そんな本音をみとめたくない」ことすら、自分にまず、打ち明けていきましょう。

最初から劇中のエルフの奥方のように潔くはいきません。

「欲しい」「けど、自分が欲しがっているなんてみとめたくない
私たちはまず、ここをみとめていくことです。

みとめたくない自分をみとめる、これが第一歩だと思います。

自分の中にこの欲求があると、「この欲求は自分の一部である」と腹からみとめて初めて、「自分の一部ではあるけど自分そのものではない」と認識できるものです。

日々本音をだいじにいきましょう◎

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