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「大丈夫です」が口癖の人へ ー自己否定ー

こころの癖

「大丈夫です」あらゆる場面で口癖のように使ってませんか?

たとえば相手から気遣われたとき、心配されたとき、やさしい言葉をかけられたとき、何て返しますか?

もしあなたが現実的には苦しい状況下でもとりあえず

「大丈夫です」「やれます」「がんばります」

と笑顔であるいは決然と返しているなら、こころの内側を振り返る必要がある時期かもしれません。
なぜならあなたは自分の首を自分で絞めることに長けてるからです。

結論から言います。だいじょばない自分をまず、受け入れよう。

「実は大丈夫じゃない自分」のことは「まず自分が」受け入れましょう。

相手に「いや実はあんまり大丈夫じゃないです…」と打ち明けるのは後回し、「まず自分」です。

具体的には一人の空間と時間を作って
“無理だわ、やばいわ、こんなんもう死んだ方がまし……”みたいな自分の素直な状態を、まずあなたが自分の胸に手を当てて見に行って、書き出して、バタバタして地団駄踏んであるいは呆然と大の字になって、ともかく身体を使って思う存分味わってみてほしいのです。
十分味わったあとは、以下自分で音読してぜひ自分をハグしてあげてほしいのです◎
「私は大丈夫じゃなくても死なない」
「できてもできなくても、私の価値とは関係ない」

自己受容を最優先すべき理由

しかしなぜ、この自己受容の取り組みが最優先なのでしょうか?
ここでの問題は相手とのコミュニケーション、もっと言えば自分自身の受け答えのハズなのに?

実は、いつも「大丈夫なフリ」で切り抜けてるあなたの中では、他人から労われ、気遣われ、心配されることは何か他の意味合いと結び付いてしまってる可能性が高いのです。

また、あなたのセルフイメージ(自己像)が酷く傷ついてる可能性も伴います。
つまり以下のような構造です。

そもそも「私はできない/ダメ」などの自己否定を抱えている

できない自分が周囲にバレたら一巻の終わりと思っている
(バレたら、他人から嫌われ見放され居場所を追われるなど)

「できる自分でいないといけない!バレるわけにはいかない!」
(大丈夫なフリがデフォルトに)

いざ他人から「大丈夫?助けようか?」と言われると、勘づかれてるかもしれないと、余計に張り切って「大丈夫なフリ」をする

周囲からは、不自然に取り繕うさまが仇になりかえって「全然大丈夫じゃなさそう」と察せられるも、「勝手に助けるのも悪いから…」と手出しできず、結果的に「助けづらいな」と遠巻きにされる

苦しいときにも独りで切り抜けざるを得ないように、ハードルをぶち上げ続けて暮らす

問題の根っこは「自己否定」

お気づきでしょうか、そもそもネガティブな自己像から全ては始まっているのです。

これはつまり「実は大丈夫じゃない」と素直に打ち明けて相手から助けてもらうことは、根本的な解決ではないということです。
「自ら不足をバラしてしまう自分」や「相手の助けがないとやっていけない自分」は、あなたの中の自己否定に拍車をかけることになり、かえって精神的に苦しい事態に陥ります。

現状のあなたにとって一番大事なのは「本来の自分とは異なる大丈夫な自分を演出し続けること」であり、弱みを見せ助けを求める姿は、これに反することになるからです。

しかも虚勢って実はバレてるという現実

これから自己受容へと大きな舵を切るために、ここで皮肉な事実もお伝えしておきましょう。
あなたがだいじょばない時に使う「大丈夫です」は、実は相手には多かれ少なかれ伝わってる(バレてる)ことが多いです。
その意味で「本来の自分とは異なる大丈夫な自分に見せたい」あなたの意図は残念ながら見破られていて叶っていません。
相手としては、あなたが実は「全然大丈夫じゃないけど大丈夫なフリをしていたい」ことまで見とめた上で、その気持ちを尊重するためにそれ以上の助けや介入をせず引き下がってくれることすらあるのです(本人が大丈夫って言ってるのにあれこれ言う/やるのは悪いかな、という感じです)。

もしも逆にあなたの友人や同僚の方が「大丈夫だと言い張るが明らかにだいじょばなさそう」な場合、上記の声かけから引き下がるところまでの一連はあなたが始めることすらあるかもしれません。
もしかしたら「素直にやばい助けてと言ってくれた方がよっぽど助かるのに」とあなたが思うケースまであるでしょう。「相手に対しては」。

他人の事だったらあなたはとっくに分かっているのです。
でも問題は「他人に許せることを自分には全く許してない」ことなのです(=自己否定)。

だからこそ、一番最初に取り組むのは「自己否定してる自分を受け入れること」です。
何ができようとできまいと、どこに至ろうと至らまいと、あなたは生きてていいのですから。

こころの癖は整理してみよう◎

もし「大丈夫です」が得意な口癖なら、是非こころの内側を見に行ってみてくださいね。
もし自力で整理が難しいときには電話カウンセリングの利用をおすすめします。
モニター様を受け付けてるので別頁で詳細をご覧の上、ご検討くださいね◎

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