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貴方が噛み殺したいのは、自分の感情 ー過食がやめられない方へー

こころの癖

自分の食欲がちょっと普通じゃないな、と感じてる方はいませんか?

私は自分のがずっと変だなと思ってました。
思い返してみれば、14歳から一昨年頃まで、ずっと以下の調子だったんです。

  • 人前での食事は少食。会話に神経を振り絞ってて、味とかさっぱり分からない。
  • のに、一人になる隙があれば即、数千円分の菓子、菓子パン、アイスを買ってきて一気食い。
  • 甘い物、スナック菓子への執着がものすごい。次は何をどれだけ買い込むか、ずっと考えてる。
  • 一気食い中は、多分これが血糖値の上がる音って感じの音が体内でしてる。
  • (ときには吐くまで食べてしまって、元は食べ物だった残骸を見て「何がしたいわけ、自分よ」と責めてしまう)

これ、ほんとはもう毎日でもやりたかったけど、私の場合は吐くことに抵抗があり、毎回吐けるわけでもなかったため、そらもうぶっくぶくに肥ってしまうので、我慢して我慢して、平均週2回くらいでなんとか抑えていました。

それでも体型は思ったように全然維持できなくて、姿見に映った自分の肉体に「醜悪だな」と吐き捨てていました。

こうした時も、体重自体はギリギリ「普通」の域で(標準体重の幅って意外と広いですよね!)、血液検査などもずっと結果Aでしたし、見ようによっては「問題ない」姿だったかもしれません。

でも、自分としては、ものすごく辛かったし、しんどかったです。

周りの人が羨ましかった。


他人はこんな風にいつも食べ物のことばっか考えてないし、なんなら食べ物に興味ないくらいの人のが痩せててスタイルがいいし、そんな風になれればいいのに実際は「今日は3千円分まで買おう」としか考えられない、そんな自分が最高に嫌いでした。

そして現在、こんな衝動がなくなった今ならやっと、あの頃、何が起こってたか分かります。

私が本当に噛み殺したくてたまらなかったのは、私自身の感情でした。


それもネガティブなやつ。悲しいとか、怖いとか、つらいとか、羨ましいとか。
ニュートラルなやつでも、自分で「ダメ」と思った感情なら対象にしていました。

つまらないとか、ひまとか、興味ないとか。

当時の私が許せる感情は全部、ポジティブで世間的に見た目の良いやつばかりでした。

楽しい、嬉しい、感謝、幸せ、恥ずかしさ、慎ましさ、などなど。

だからダメな感情が涌き上がる度、これらを無かったことにしたくて、キレイな人間になりたくて、潰して、噛み殺すのに必死でした。
そうして最終的に、どうにか感じないように、食べ物で物理的に押し潰す方法を見つけて夢中になりました。

凄く都合が良かったんですよね…食べるの。
アニメとか見ながら一気にむさぼり食べる間、自分のこと何も考えなくていいし、食べ終わったら血糖値が爆上がりしてて、ぼうっとした感覚と膨満感で眠くなるし。寝てしまえばあとは夢のごとく、起きたときに日常をリスタートできる。

自分の意識や感情に、一切の注意を向けずに済んだのです。

自分で認めたくない、ネガティブ感情の存在やそんな感情を持つことへの自己否定をしなくて済んだ。

もちろん上述したように、過食行為に対してや、体型についての自己否定も始まるのでめっちゃ苦しいんですけど、当時は間違いなく「ネガティブ感情を見たくない、認めたくない、感じなくなりたい」欲求の方がバカでかかったのです。

これね、今はどうかと言うと…衝動自体が無くなりました。
そりゃいっぱい食べることも、時にはもちろんありますが、後で吐いたり後悔したり否定したりしません。いっぱい食べたい時に、いっぱい食べてます。体型も安定したし、とても健やか。自分でも気に入っています。

取り組みとしてはひとえに、感情を認める練習、です。

具体的に触れたいのですが、長くなっちゃったので、詳しいことはまた別の機会にご紹介します。

過食が止まない方、「自分が本当に噛み殺したいもの」があるとすればなんだろなって、ぜひ見に行ってみてくださいね◎

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