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他人に与える側になるために何よりも必要なのは自分を○○○こと

こころの癖

ハイパーコース東京6期がスタート!(2022/09)

リトリーブサイコセラピーでは、3段階の長期講座を開講しています。

  1. 基礎コース(3カ月間)
  2. 応用コース(5カ月間)
  3. ハイパートレーニングコース(10カ月間)

※いずれもカッコ内は2022/09時点のコース期間です

このうち卒業まで約1年、10カ月間に及ぶハイパートレーニングコースの東京6期が今月いよいよスタートしました。こちらは同セラピーの心理セラピストを目指す方を対象にした、セラピスト養成講座です。


ちなみに私が同コースを受けたのは2020年~2021年です(東京4期)。

この記事では、初月を見学した感想として、主に「与える側」になるために必要な要件について書きます。
※コース内容(講義等)のネタバレはございません。

結論から申し上げれば「まず自分のコップは溢れているのが大前提」という話です。

家族に、パートナーに、大事な友人に良い影響を「与えたい」

「与える」行為を、ここでは以下のようなイメージで捉えています。

一緒にいるだけで相手が
  • 健やかになる
  • 元気を取り戻す
  • 前向きになる
  • エネルギー/やる気が湧く
  • 稼ぎたくなる

家族またはパートナーに対して、もしくは大事な友人に対して、このようなポジティブな影響のある自分で居たいと思う人は多いです。

反対に、一緒にいてなんか息が詰まり、疲れて、やる気が損なわれるような人とはできれば離れていたいと思っていますし、自分が大事な家族等からそう思われるのを怖れています。

そんな自分になりたいのはなぜ?

なりたい自分像を設定するとき、一旦「なんで/どうして」で自問自答してみると「動機/目的」が炙り出されてきます。
もしもこれらの動機が徹頭徹尾「自分のため」である場合は、要注意です。
たとえば以下のような形です。

相手に良い影響を与えたい、元気になってほしい
↓なんで?
それを見て、私が良かった/嬉しいと思えるから
↓なんで?
自分が他人の役に立ったから
↓なんで役に立ちたい?
自分が必要とされたいから

おわかりでしょうか?
自分のことしか出てきません。

他人の役に立つ自分であれば、相手から必要とされ、一緒に居られて、自分の無価値感(私は不要な存在である)を覆せるからこそ「他人に与えたい」のです。

そこには肝心の「相手のことを思う」気持ちが欠落しています。
「相手のために」と言いながらその実、自分のことしか見ていないのです。

また、そこには強い自己否定が隠れています。
そもそも腹の底にある無価値感を隠す/感じないようにするために「他人の役に立つ自分」でいること、そこから外れないように振る舞うことを、自分で強く課しているのです。

ハードモードの人生へ

ここで更に残念なお知らせなのですが、自己否定を動機になりたい自分像を目指す場合、困難な現実を作りがちです。

極端に言えば「自分が必要な存在だと感じたい」のが最優先のため、困っている人/問題のある人を無意識に格好のターゲットにしている可能性があります。
「不幸な人を放っておけないの」と率先して助けることで、自分がやさしく良い人間であると周りにもアピールでき、自分の無価値感をぐんぐん埋められるからです!

その結果、職業として対人支援職を選択したり、自分の家族やパートナー、友人等に、もともと困ったところがある人たちを無意識に揃え出したりします。

病気がある、常にお金がない、依存症を抱えている、情緒が不安定など…
こういう問題を抱えている人たちの方が、自立的で安定した人よりずっと助けやすく、自分が役に立ちやすいからです。

「必要とされたい」感覚に飢えているのは、誰あろう自分自身だからです。

飢えている人間は他人に決して「与えない」

いかがでしょうか、思考の上でどんなに「与える自分」を心がけていたとしても、自身が心理的に満たされていない場合、全く「与えてない」のがお判りいただけたと思います。

実際のところは「与える」行為ではなく、欠乏感のある飢えた状態で、相手を「使って」自分の無価値感を埋める行為になっているからです。
自分自身が、そうせずには居られない心理状態にあるからです。

他人に与えたいときほど、まず自分を「満たす」こと

実は、欠乏感、そしてその底に眠る感覚(今回の例では無価値感)は腹の底にあるだけでしんどいものです。このため、意識の上ではとにかく前のめりで他者を救い、与えたくなるのです。
その行為が一瞬、しんどい感覚を紛らわせてくれると、感覚的にはっきり分かっているのです。

だからこそ、他人に与えたくなったときほど自分を満たしましょうね。

満たすためにはまず、自分の欠乏感の正体が何なのかを、「なんで/どうして」と自問して、腹に落ちるものを見つける必要があります。
正体の分からないものを、分からないままで気づいたり認めたり、まして受け入れたりはできないものです。

一人で腹落ちするまで炙り出すのが難しい場合には、オンラインカウンセリング等のご利用をお勧めします。
協会で実施しているものに加え、当サイトでもモニター様を募集中です。
ぜひご利用をご検討くださいね。

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